-
【2021年版】今さら聞けないSEOの基本【初心者入門編】
あなたは普段、どの検索エンジンを使っていますか。
検索窓にキーワードを入れて調べ物をする「検索エンジン」には、GoogleやYahoo!などのほかにも様々な種類があります。しかし現在、Yahoo!はGoogleと同じ検索基準(アルゴリズム)で動いており、Yahoo!とGoogleを合わせた使用率は全体の94%以上と言われています。
つまりGoogleで上位表示させることは、訪問者数や売上に直結するのです。この記事では、SEOの基本や今すぐできる実践方法、便利なツールについて解説します。
「自社のホームページを上位表示させて」と言われて困ってしまったという、web担当者の方や、ホームページを作成してから集客に注力したい方にもわかりやすく解説しますので、ぜひご一読ください。記事の目次
SEOとは「Googleに評価される仕組み」を作ること
SEOとはなにか、端的に言えば「Googleで検索した時に上位表示させるための手法」です。なぜSEOが必要なのでしょうか。それは「見込み客へのアプローチ」です。
「関心はあるが今すぐ必要ではない」という見込み客に対し、ホームページを上位表示させて訪問数を増やし、新規顧客の獲得につなげていく狙いがあります。上位表示させるためにはどうすればいいのかというと、「Googleに評価されること」すなわち「ユーザーの疑問や不安を解消できるサイトを作る」ということです。
Googleはどうやってサイトを評価しているのか
かつては、Googleのスキを突いた記事で上位表示させることが横行していました。
被リンクの数やキーワードの出現率が順位に関係していたことから、ページの下の方に同じワードが大量に書き込まれていたり、意味のないリンクが大量に追加されていました。
その結果、検索してタイトルがヒットしたサイトに飛んでも内容が全く関係ないものだったり、同じ内容のサイトばかりが上位表示されることもありました。
これらは「ブラックハットSEO」といわれ、使われることがあってもGoogleのアップデートで現在は有効的な施策ではなくなっています。
このようにGoogleでは、検索アルゴリズムを日々修正し、ユーザーの満足度を上げることに努めているのです。これに対し、Googleがアップデートしても影響を受けない健全な方法を「ホワイトハットSEO」といいます。
ホワイトハットSEOで作られたサイトはユーザーにとって役立つと判断され、アルゴリズムがアップデートしても順位が落ちにくいのです。Googleに評価されるサイトとは
Googleに評価され、上位表示されるサイトとは次のようなものです。
- 内容が正確であること
- オリジナリティがあること
- ユーザーの疑問を残さないものであること
- ユーザーが読んでよかったと満足すること
ホームページには、間違った情報を載せないように気をつけなければいけません。
たとえ数字の記載ミスのような小さな間違いでも、ユーザーの信用を落とし検索順位にも影響を及ぼす可能性もあります。内容が他社サイトからの丸写し(コピペ)であったり、画像の無断使用も悪影響です。
また「このサイトだけではよくわからなかった」と、サイトからユーザーが離脱してしまうのもSEO的にマイナスに働く可能性もあります。
ユーザーが「疑問が解消する」「検索を終わらせる」内容であることが重要です。もちろん最後まで読まずに「戻る」ボタンで離脱されることも、ユーザービリティの観点ではマイナスです。
SEOとは、ユーザーの疑問・不安を解消する「ユーザーファースト」のサイト作りを意味します。
ユーザーは、特定の悩みや知りたいことに対して願望を叶えたいという理由で検索エンジンを利用します。ユーザーの満足度を上げることが、Googleを使ってくれる人を増やし、Googleの収益を増やすことにもつながるため、ユーザーの満足度の高いサイトが上位表示される仕組みになっているのです。
SEO対応におすすめの無料ツール4選
それでは、SEOに対応したホームページを作る際に必須とも言えるツールをご紹介します。
筆者も日常的に利用しているものばかりで、全て無料です。①WordPress(ワードプレス)
WordPressは世界中で利用されているホームページの作成ツールで、日本でのシェア率は80%以上と言われています。
初心者でタグやコードがわからなくても、簡単にホームページが作成できます。
さらにテーマやプラグインを利用すればSEO、セキュリティ対策、スマホでの閲覧にも対応できます。WordPressについて詳しくは、「介護・福祉ホームページはWordPressで作成を推奨。その理由を解説」をご覧ください。
②Googleキーワードプランナー
ホームページ内の記事を書くときは、必ず最初にユーザーの検索意図に沿った「キーワード」を決めます。
キーワードプランナーは、そのキーワードを決定するときに使います。キーワードについては後ほど詳しく解説します。
③ラッコキーワード
ラッコキーワードもキーワードプランナーと同様のキーワードリサーチツールです。
関連するキーワードの他、関連Q&Aなども一度に表示できるので、記事内容を充実させることにも使えます。
④見出し(hタグ)抽出
決定したキーワードで、Google検索の上位10サイトのタイトルや見出しタグをいっぺんに抽出できるツールです。
Google検索で上位表示されるページは、すでにGoogleによいと評価されています。
上位表示されているサイトは、どんなタイトルでどんな見出しにしているかわかるので、タイトルや見出し決定の参考にする他、検索意図を確認することにも使っています。今日からできる基本のSEO|タイトルと見出しにキーワードを入れる
では実際にホームページ内の記事を書く際に、すぐに実践できるSEOの解説をします。ぜひお試しください。①キーワードを選ぶ
何について書くか決めたら、最初にユーザーが検索したとき何というワードでヒットさせるか考えます。これが「キーワード」です。
人気のない(検索ボリュームの少ない)ワードのほうが上位を狙いやすいですが、全く検索されないワードで上位を取っても意味はありません。
人気のある(検索ボリュームの多い)ワードで書きたい場合、単一ワードではなく、2語ないし3語を組み合わせるのがコツです。
これを「ロングテールキーワード」といいます。ロングテールキーワードは、単一ワードよりも読者の悩みが明確になります。
例えば「U-NEXT」の1語ではなく「U-NEXT 鬼滅の刃」と2語にすると、読者ターゲットをU-NEXTで鬼滅の刃を視聴できるか調べたいユーザーに絞ることができます。さらに競合も減るので、上位が狙いやすいです。
②タイトルと見出しにキーワードを入れる
次に、タイトルと見出しを決定します。
タイトルと見出しには、最低1回はキーワードを入れて考えます。
キーワードを入れる場所はできるだけ左がよいと言われていますが、長すぎず不自然にならないようにしましょう。また必ず決定したキーワードで検索して、上位表示された競合ページのタイトルと見出しを確認しましょう。
「見出し抽出」ツールのご紹介でも述べましたが、すでに上位のページはGoogleがユーザーに有益と認めたページです。
そのままコピペするのではなく、切り口を参考にして、見出しを決定しましょう。③読者にわかりやすいコンテンツを作る
いよいよ本文を執筆します。
「本文を書く」とは言っても、文字を並べるだけではユーザーにとって読みやすくはなりません。
必要に応じて次のものを使いましょう。- 箇条書きにできるところは箇条書きにする
- 図解や表などでわかりやすく説明する
- 太字や文字色の変更はやりすぎないようにする
これまでのあなたの経験や専門的な知見などが記事の参考になるなら、必ず入れましょう。どこにもない情報はSEOにおいて非常に強いです。
また記事の内容が正確か、公式サイトなどで確認することを忘れないようにしましょう。④スマホで閲覧したときに見やすいか確認する
現在、スマートフォンでネット検索する人は、全体の8割と言われています。
そのため、これからのホームページはスマホでの閲覧に対応させるのが必須です。起こりやすいのが、PCで執筆し画面の小さいスマホで見たときに、画面が文字だらけになってしまうことです。
適度に改行を加える、行間を開けるなど、見やすい画面になるよう努めましょう。またPCでは気にならなかった文字の装飾も、スマホの画面になるとギラギラとして見にくいことがあります。
太字や赤文字の数は適切か、確認しておきましょう。最近のGoogleの評価では、スマホでの閲覧に対応しているかどうかも関係しています。
まとめ:SEOとはユーザーファーストであること|制作会社への依頼も検討する
SEOとは、Googleに評価されるページを作ることです。
そのためにはユーザーファーストで、疑問や悩みを解消できるコンテンツ作りが必要です。Googleの検索アルゴリズムは日々アップデートされています。
小手先の技術で上位表示されても、定期的なアップデートで圏外に飛ばされます。
正確で役立つ情報を更新していくことで、常に上位表示されるホームページになります。SEOは結果が出るまで時間がかかりますし、必ず上位表示されるとは限りません。
難しいと感じる場合は、SEOに強いホームページ制作会社に相談しましょう。コンテンツ内容のアドバイスが貰えることもありますし、結果的に時間とコストの節約につながることもあります。
ぜひ、制作会社への依頼もご検討ください。