介護・福祉ホームページはWordPressで作成を推奨。その理由を解説
介護など福祉事業のホームページを作成しようとして、何をどうすればいいのかわからなかった経験はありませんか。
ホームページを作成するなら、「WordPress(ワードプレス)」というツールを使うのがおすすめです。
WordPressは、ホームページ作成ツールとして世界でもっとも多くの人に利用され、日本でのシェア率は8割以上と言われています。
この記事では、WordPressとは何か、それになぜおすすめなのか、WordPressを使うメリットとデメリットを解説します。
詳しくわかりますので、ぜひご一読ください。
記事の目次
WordPressとは|介護・福祉ホームページが簡単に作成できる
WordPressは、「CMS」Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)の一種になります。CMSとはWeb作成の知識がほとんどない人でも簡単にホームページを作成できるシステムで、他にもいくつか種類があります。
しかしWordPressは「CMSといえばWordPress」と言われるほどメジャーなツールで、個人ブロガーから世界的な企業でも利用されています。
商用利用に向かないWordPressに注意
WordPressといわれるツールは、次の2種類があります。
- WordPress.com
- WordPress.org
順に説明します。
「WordPress.com」はいわゆるブログサービスで、サーバーを用意する必要がなく、アカウントを作成すればすぐに公開できます。
ただ「WordPress.com」は制約が多く、福祉施設などの商用利用には向かないという欠点があります。
それに対し「WordPress.org」は自由にカスタマイズできるのが特徴で、一般的にCMSの中のWordPressといえばこちらを指します。
簡単に思った通りのホームページを作成でき、商用にも無理なく利用できますが、サーバー契約など事前準備が必要です。
介護・福祉ホームページをWordPressで作成するメリット5つ
WordPressを利用するメリットを5つにわけてまとめましたので、解説します。①広告が入らないのに無料で使える
WordPressは「無料で使える」のが最大の特徴とも言えます。
インストールするのも、デザインを変更したり機能を拡張したりしてカスタマイズするのも、全て無料です。
しかもWordPressは広告も入りません。
福祉事業のホームページにふさわしくない広告が入ってしまうと、ユーザーの信用を落とすことにもなりかねませんが、そんな心配もありません。②初心者でもホームページの作成・管理・更新が可能になる
前項でも述べましたが、WordPressはweb知識のない初心者でも簡単にホームページを作成することができます。
WordPressなら、HTMLやCSSなどのコードを書く必要がほとんどありません。
さらにアクセス解析などの管理や、情報を更新するのも簡単です。
ホームページ全体は制作会社にWordPressで作成してもらえば、職員のブログや施設からのお知らせなどの更新は自分で行えます。パスワードなどを共有すれば、複数人で運用することもできます。
③SEOにある程度対応できる
SEOとは、Googleの検索結果で上位表示させるための手法のことで、ホームページへの訪問数を増やすためには欠かせません。
訪問数が増えれば、自然と問い合わせや利用者数が増えることも考えられるので、ホームページで集客ができます。
SEOは、ネットや本などで勉強する必要がある専門知識です。
WordPressなら、Googleに評価され上位表示させることが実現しやすい構造なので、SEO対策することができます。またSEO用のプラグインが充実している点もメリットです。
ただしWordPressを使ってプラグインを導入すると、必ず検索結果の順位が上がるわけではありません。
確実にSEOの効果を狙うなら、SEOに強い制作会社に依頼しましょう。
④テーマやプラグインで簡単にカスタマイズできる
WordPressの「テーマ」とは、デザインや機能を簡単に設定できるものです。
またプラグインを導入すれば、さらに機能を拡張することができます。WordPressが人気の理由の1つに、このテーマやプラグインの種類が豊富ということもあります。
プログラミングの知識がなくても、このテーマやプラグインの導入でプロ並みのホームページの作成も可能です。
⑤スマホ閲覧用のデザインにも対応している
現在スマホからホームページを閲覧する人は全体の8割と言われており、スマホから見やすいホームページの作成は必須になっています。
WordPressのテーマには「レスポンシブデザイン」といわれるスマホに対応したテーマが多数存在します。
レスポンシブデザイン対応のテーマならば、スマホ対応のページを作らなくても自動的にスマホ対応の表示にしてくれます。
介護・福祉ホームページをWordPressで作成するデメリットとは
大人気のWordPressですが、デメリットになり得る点もあります。
ここでは、WordPress導入前に知っておきたいデメリットを解説します。サーバー契約とドメインを取得しなければいけない
サーバーとは、ホームページを表示させるための画像や文書などのファイルを格納しておく場所のことです。
ドメインとは、ネット上にあるホームページの住所です。
WordPressを導入しても格納する場所がないとネット上で表示させることができないので、サーバー契約とドメインを別に取得し、導入時に設定する必要があります。
独自ドメインやサーバー代は有料になります。
独自ドメインは年間1,000円程度、サーバー代は年間1万円程度です。プラグインなどがエラーを起こすと対応が難しい
WordPressのアップデートでプラグインとの相性が合わないなど、さまざまな理由でサイトがエラーを起こし、表示されなくなることがあります。
制作会社を通さず自分でホームページを作成した場合、エラーの対応も自分で行わなくてはいけません。
WordPressはユーザーが多いので、簡単なエラーなら対処法が見つかることもあります。
しかしプログラム内部のエラーなど、初心者には対応が難しいエラーも多いです。対策を取らないとセキュリティ面に不安がある
WordPressは非常に人気があり、多数のユーザーに利用されています。
多くの人が同じシステムを利用しているということは、サイバー攻撃をしようとする者にとって非常に都合がいいということです。WordPressのセキュリティは、個人でもプラグインなどで対策を取ることができます。
ただ、やはり個人情報を扱う介護・福祉ホームページのセキュリティは、制作会社と相談して対策を取ることをおすすめします。
まとめ:介護・福祉ホームページは制作会社と相談しWordPressで
WordPressは世界で最も利用者数の多いWebサイトの作成システムで、初心者でも簡単にホームページを作成し、管理することができます。WordPressは、インストールもカスタマイズも無料です。
以前は必要だったHTMLやCSSなどのコードを書く必要もほとんどなく、ホームページが完成します。豊富にあるテーマやプラグインを導入することで、さらに好みのデザインに変更したり機能を加えたりできます。
スマホ閲覧の対策や検索順位を上げるためのSEOにも対応しています。
ただし事前にドメイン取得やサーバー契約が必要です。自分で作成した場合、エラーの対処は自分で行わなくてはいけません。
WordPressで作成したホームページはサイバー攻撃を受けやすく、しっかりしたセキュリティ対策が必須です。
デザインにこだわりたい、欲しい機能のプラグインが見つからない、SEO対応やセキュリティ対策などは、制作会社に相談しましょう。
ぜひWordPressでホームページを作成し、集客に役立てることをご検討ください。
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