介護・福祉サイトに最適なカラーは何色?他社サイトの事例も交えておすすめの配色を紹介
サイト制作において欠かせないことのひとつが、カラーの統一感です。
配色はお客様からの記憶やイメージに定着しやすいので、ページ公開後に頻繁に変えることはできません。そのため、介護・福祉のサイトを作りたいと思っている方のなかには、「どんな配色がいいのか?」と頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。
今回は、介護・福祉のサイトにぴったりの配色を紹介していきます。
同業界のサイト事例も確認しながら、施設やサービスの特徴を照らし合わせてびったりの色を見つけてみてください。記事の目次
利用者へどういうイメージを与えたいか
最初に、自社サイトで利用者へ与えたいイメージを考えておきましょう。
イメージごとに以下のような色がおすすめです。- 活気、親しみ、健康、明るい…オレンジ / 橙
- 希望、幸福、にぎやか、楽しい…イエロー / 黄
- 自然、平和、安全、田舎…グリーン / 緑
- さわやか、誠実、冷静、信頼…ブルー / 青
- 元気、パワー、やる気、行動的…レッド / 赤
- 高級、癒し、神秘的、古典的… パープル / 紫
- 上品、知的、落ち着き、心地よさ…ブラウン / 茶
※色の明度(明るさ)を上げていくと、やさしく可愛らしい印象に。明度を下げていくと、重厚で落ち着きのある印象に変わります。
※色の彩度(鮮やかさ)を上げていくと、情熱的でパワフルな印象に。彩度を下げていくと、落ち着きのある印象に変わります。介護・福祉サイトでは、柔らかい印象になるベージュが特に使われています。
色は3色から4色程度にまとめる
サイト内で使う主な色は、3~4色にまとめます。
与えたいイメージがたくさんあるために多くの色を使ってしまうと、統一感のない配色になってしまうので注意してください。デザイン業界では、「70:25:5の法則」が知られています。
基本カラー3色をベースカラー、サブカラー、アクセントカラーとし、それぞれ70%、25%、5%程度のバランスにするとよいでしょう。配色パターンに悩んだらサイトやアプリを活用
配色に悩んだら、サイトやアプリでカラーリストを調べることができます。
今回は、登録なしですぐに使える3つのサイトをご紹介。アイデア収集の材料として活用してみてください。Adbe Color
(出典:Adbe Color)
Adbe Color は、Photoshopやillustratorなど数々のクリエイティブツールを販売するAdbe(アドビ)社のページ。
特に使いやすいのは「探索」のページです。
配色に関する高度な知識がなくても、イメージやキーワードを入力するだけでおすすめのカラーパレットを提案してくれます。
カラーコード(#○○○○)だけを知りたいのであれば、登録なしでコピーできるので便利です。(データをAdbeのライブラリに追加したり、JPEGなどへダウンロードしたりするにはアカウント登録が必要です)
Color Hunt
(出典:Color Hunt)
Color Huntは、トレンドの色や最新の配色を発見できるカラーリストです。
「Popular」をクリックすれば、♡の多い人気配色を確認できます。
また、Search Palettesからは「Red」「Orange」などの条件で絞り込むことも可能。
複数の配色をざっと眺めるだけで、感覚的に理想的なカラーを探せるでしょう。HUE/360
(出典:HUE/360)
HUE/360は、色のトーンを決める色相・彩度・明度を俯瞰しながらカラーを選択できるサイトです。
まずは、左下のColor Spaceを「RGB」に変更しておいてください(Webサイトの色は、基本的にRGBで考えていきましょう)
Hue Stepでは色相の数を、Chroma Stepでは明度の幅を変更できます。画面左のBrightnessでは、彩度を調節可能です。
M&S JudgeをONにしておくと、最初に選んだ色と調和する色を自動選択してくれますよ。介護・福祉サイトからイメージ色を参考にしよう
では、すでにインターネット上に公開されているサイトをもとに、介護・福祉にふさわしい色を勉強していきましょう。
実例を知ることで、Web制作を外部発注する予定の方でもイメージを掴みやすくなります。かじせのケアサポート
(出典:かじせのケアサポート)
大阪府泉佐野市で建設業や介護保険事業を手がけている会社です。
一見たくさんの色を使っているように見えますが、強調したい文字やイラストをオレンジでまとめることで、見やすいデザインに仕上げています。背景をやさしいベージュトーンにしているので、介護を必要とする人へのあたたかみも感じられます。相談e-65.net
(出典:相談e-65.net)
相談e-65.net(イーロゴネット)は、エーザイ株式会社が運営する認知症・介護支援のサイトです。
明度の高いピンクを多く使い、やさしさや相談しやすさをアピール。問い合わせの電話番号などにポイントとしてグリーンを取り入れることで、メリハリがあり読みやすいデザインにしています。訪問介護ステーション千
(出典:訪問介護ステーション千)
和歌山県岩出市にある訪問介護の会社です。
落ち着きのあるブルーに白字を用いて、思わず下へスクロールしたくなるような面白みのあるページになっています。
ブルー・ピンク・ブラウンと一見バラバラに見えるカラーですが、彩度や明度をそろえてなじみやすい配色に調節できています。エー・エスホーム株式会社
(出典:エー・エスホーム株式会社)
岐阜県・愛知県で介護福祉リフォームを提供している会社です。
グリーンは、専門職らしい知的な雰囲気や、リフォーム後の快適な生活をイメージさせます。
また、オレンジは親しみやすさや明るさをイメージさせますね。
写真もイメージカラーの入っている素材を使用しているのが特徴です。ポポ・ケセラセラ
(出典:ポポ・ケセラセラ)
大阪と東京に拠点を構える、介護保険・デイサービスなどをおこなう会社です。
これまでのサイトとは一味変わり、スタイリッシュさ・若さ・先進性を前面に出したデザインです。
ブルーとグレーが知的でクールな印象ですが、人の顔にアイコンを合わせると、写真があたたかみのあるオレンジに変化。
介護の利用者本人に加え、周りのご家族(若い世代など)も意識した配色といえるでしょう。まとめ:配色は印象を変える!判断は慎重に
介護・福祉のサイトのおすすめ配色、カラーの選び方について紹介してきました。
今回の記事をまとめると、以下の通りです。
- 利用者にどんなイメージを与えたいかを考えることが大切
- 配色は3色程度にまとめると統一感が出る
- 他社サイトを参考にしながら、理想のイメージを固めていく
サイトの配色は集客効果を大きく左右します。
もし迷ってしまった場合は、企画段階からWeb制作のプロに相談することも検討してみてください。
CONTAではあらゆる実績や知見から、貴社サービスに合った配色やデザインを提案させていただきます。
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