-
信頼性を生むホームページデザインに必要な5つのポイント
せっかく自社で開設したホームページですが、訪れたユーザーはどんな印象を持つのでしょうか。
ホームページを見た人が安心して購入したり、サービスを受けたりしてもらえるか気になりますよね。
ホームページを見たユーザーが「この会社は安心」と信頼しないと、仕事を発注したり、サービスを受けようとは思わないでしょう。この記事では、信頼できるホームページとはどんなデザインなのか、事例とそのポイントを解説します。ぜひご一読ください。
信頼性と安心感のあるホームページのデザイン3選
ホームページの信頼性は、Webマーケティングを展開する上でも非常に重要な課題です。1人1台スマホを持ち歩くのが当たり前の時代になり、消費者は自分が興味のある情報を自分で選ぶようになりました。
テレビでCMを流せばある程度売れる、という時代は終わりつつあります。商品の情報を自分で調べるユーザーが多い今、ホームページの信頼性は大変重要なポイントです。
多くの人が自分で興味のある商品を検索し、ホームページたどりつき、商品の情報をあらゆる面から検討して購入しています。
ホームページが信頼できるかということは、掲載されている商品やサービスの信用にも関わるのです。ホームページデザインの技術はどんどん進化していき、業種や時代によっても流行のデザインは変わっていきます。
しかし、どのようにユーザーから信頼を勝ち取るかという基本の点においては、今も昔も変わりません。ユーザーに信頼感や安心を与えるホームページの例をご紹介します。
薬や介護用紙おむつ、医療機関など、信頼性や安心感が何よりも大事な企業のホームページです。武田コンシューマーヘルスケア
(引用元:ベンザブロック)
ベンザブロックなどの風邪薬を扱う、武田コンシューマーヘルスケアのホームページです。
白が基調で清潔感があり、文字はできるだけ少なくしてわかりやすくしています。エリエール
(引用元:エリエール)
介護用紙おむつ「アテント」などを扱うエリエールのホームページです。
白と青で清潔感と信頼感があり、文字のみを大きく表示しているのでメッセージが伝わりやすいです。栃内歯科医院
(引用元:栃内歯科医院)
盛岡市の歯科医院である、栃内歯科医院のホームページです。
スタッフの画像、治療の様子、診療時間など情報量多いページですが、余白が多くスッキリまとまって見えます。
歯の治療を考えている患者が、どんな情報を求めているのか考えられています。信頼できるホームページをデザインするための5つのポイント
前項の3つの事例のように、ホームページを訪れたときに「なんとなく安心できる」「信頼できる」と感じられるのはどのようなホームページでしょうか。
それでは、具体的に「信頼できるホームページ」とはどのようなデザインになっているか解説します。
次のようなものです。- 画期的より見やすいデザインで統一する
- 最新の情報が更新されている
- 良質なコンテンツが掲載されている
- 運営する企業の情報が掲載されている
- 第三者からの信頼度が示されている
画期的より見やすいデザインで統一する
ホームページのデザインは、適切なカラースキームを選びましょう。
「カラースキーム」とは、ホームページの色彩をどうするか、配色をどうするか決めることです。
いろんな色を使ってしまうとごちゃごちゃと見にくいので、統一感を出しましょう。リンク切れや間違った情報は、信用を大きく落としてしまいます。
そのようなミスは信頼性を高めたいホームページでは絶対あってはならないことです。またホームページは、スマホでも見やすいか確認しましょう。
PCでは見やすくても、スマホだと文字だらけで読みにくいということはよくあります。余白を多めに入れて、必ずスマホでの見た目を確かめましょう。最新の情報が更新されている
ホームページを開設したら、こまめに更新できるようにしましょう。
開設しただけで、そのまま放置されたホームページの信頼性を高めることはできません。お店のホームページが何ヶ月も更新されなければ「閉店したのかな」と思われますし、ユーザーは新しい情報を流してくれる企業に流れてしまいます。
制作会社に頼まないと更新できない企業は、Wordpressなど簡単に更新できるツールを導入して、自分たちで更新できるようにしましょう。
良質なコンテンツが掲載されている
企業の情報だけを載せたホームページは、多くのユーザーが求める情報としては不十分です。
購入目的や、企業の情報だけを求めてホームページを訪れたユーザーには役に立ちますが、検索に表示されたから、というユーザーはまた見に来ようとは思わないでしょう。ユーザーが何を求めているか分析し、それに合うコンテンツを作ることで企業の信頼性を高め、中長期的な視点で見込み客となるユーザーを獲得することができます。
このような手法を「コンテンツマーケティング」と呼びます。
コンテンツマーケティングについては、こちらの記事で詳しく解説しています。YouTubeチャンネルを運営している、愛知県の清掃会社をご紹介します。
清掃が終わった写真だけでなく動画で掃除の過程を見せることで、見た目にも楽しく「この会社ならきちんと仕事をしてくれる」という信頼を勝ち取っています。
(引用元:片づけトントン)運営する企業の情報が公開されている
言うまでもありませんが、どこの企業が運営しているのか書いていない、わかりにくいホームページは信頼されません。
一見立派に見えるホームページの問い合わせ先がなかったり、コンテンツを見るまでに会員登録をしなければいけないなどの壁があったり、商品の料金表示がないホームページなどです。
運営する企業の透明性は、ホームページの信頼性には不可欠です。
例えば、ユーザーが求めているものとしてこのような情報があります。- 問い合わせ先が目立つ場所にある
- 基本料金に含まれるサービス
- 追加料金がかかるサービス
- 返品条件や保証に関する情報
- 送料がわかりやすい位置にある
などです。
ユーザーがホームページで、知りたい情報を探さなくても知ることができるようにしましょう。第三者からの信頼度が示されている
Amazonや楽天市場などの通販サイトでも購入者の声が掲載されているように、第三者からの情報を求めるユーザーは多いです。
開設したばかりの企業のホームページで「お客様の声」を掲載しても、「本当なのか」「サクラではないか」と懐疑的に見られてしまうこともあります。
化粧品売り場にいくと、「アットコスメでNo.1!」などというポップがあります。
「アットコスメ」とは、ユーザーが化粧品などの使い心地を自由にレビューすることができるサイトです。
アットコスメという第三者のサイトで評判が良いと示すことで、信頼を高めています。またSNSなどで商品についてつぶやいてもらい、それを掲載する企業も多くあります。
購入者の生の声を掲載することで、多少悪い評価があってもそれがかえって信頼性を生むことにつながっています。まとめ:信頼性を生むホームページは欲しい情報が見やすく正確であること
信頼性を生むホームページデザインとは、最新の技術を駆使した画期的なものとは限りません。信頼されるホームページに必要なのは、
- 情報が見やすい
- 情報が新しい
- 知りたかった情報がある
- 第三者からも信頼されている
という要素です。
見やすくて、最新の情報がわかりやすくまとめられていると、ユーザーは安心感を覚えます。
知りたかった情報が頻繁に更新されれば、ユーザーは企業のファンになり、中長期的な新規客になっていきます。
運営しているのはどんな企業かわかりやすく、問い合わせもしやすいホームページは利用しやすいですし、信頼できます。
企業からの情報だけでなく、第三者からも信頼されていることが分かれば、ユーザーは安心して購入できます。せっかく開設するなら、信頼性のあるホームページにしたいですよね。
制作会社はホームページ制作のプロですから、ユーザーに信頼されるホームページにするためにどんな情報を載せるか、相談してみると良いでしょう。