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自社の強みをホームページでアピールするために実践したい3つのこと
ホームページ上で、自社の強みや顧客へのメリットをしっかりと伝えられていますか?
お客様から選ばれるためには、丁寧なサイト構築とユーザーがメリットを感じる訴求が必要不可欠です。今回は、ホームページで自社の強みをアピールするための方法を、以下の3ステップにわけて紹介していきます。
- ホームページの基盤を整える
- 自社の強みを正確に知る
- ホームページでアピールする
ホームページは、お客様がサービスを知るための重要な手段のひとつです。
ぜひ効果的なアピールをして、クロージングへつなげるための参考にしてみてください。ステップ1:ホームページの基盤を整える
まずは、ホームページを設計・手直しする前に、ホームページを公開することの社内での意義を確かめましょう。
非常に地味な工程ですが、重要な作業でもあります。
ここでターゲットや目的がブレてしまうと、どんなに上手な方法でアピールしても届けたい人に届けられません。誰に何を伝えたいのか
ホームページの内容や自社の強みを、どんな人に伝えたいですか?
例えば、1本の鉛筆を売るにしても、
「20代女性・新宿に勤務・年収300万」の方に紹介するのか、
「50代男性・港区で経営・年収2,000万」の方に紹介するのかでは、
ホームページの内容ががらっと変わりますよね。
また、それに準じて、商品・サービスが持つ強みも変わってきます。社内会議ができれば、複数人でターゲット像を具体的に出し合うことをおすすめします。
どんな行動をしてほしいのか
ターゲットのことを本当に存在する人間かのようにリアルにイメージできたら、その人にホームページ上でどんな行動をとってほしいのかを考えてください。
いくらターゲットにホームページを閲覧してもらい、自社の強みを伝えられたとしても、「で、その商品はどこで買うの?」「この会社にコンタクトを取りたいけど、どこに問い合わせればいいの?」と疑問を持たせてしまっては、顧客との出会いを逃してしまいます。
「ECサイトを開いて商品を購入する」「会社にフォームから問い合わせる」「次回の説明会に登録する」などのサイトとしてのゴールを設定し、ホームページ閲覧者が迷うことなく次のアクションを起こせるようにしておきましょう。
どんな情報を提供すべきなのか
ゴールが決まったら、ホームページ内で提供する情報を取捨選択します。
会社概要・所在地などの必須項目のほかに、ターゲットが知りたい情報・魅力的に感じる情報を載せることが大切です。
ターゲットの年代や生活スタイルによっても、自社の強みを文章で説明した方が良いか、イラストや動画で説明した方が良いかが異なりますよね。
顧客の立場になって、自社を魅力に感じるポイントを考えてみてください。
ターゲットに近い世代のSNSやよく読まれている書籍をチェックすると、リアルタイムで好まれている情報がわかりますよ。ステップ2:自社の強みを正確に知る
自社の強みを正確に知るためには、「3C分析」「SWOT分析」がおすすめです。
正確に強みを見つけるためのコツと一緒に紹介します。強みを見つけるための条件
せっかく時間をかけて強みを見つけても、ターゲットにとって的外れなものではいけません。
正確に強みを打ち出すには、以下のポイントをおさえておきましょう。
- 他社との比較で優れている点
- わかりやすく説明できる点
- ターゲットが共感できる点
強みは、他との比較で初めて明らかになります。
また、その強みを相手に理解してもらえるように簡潔に伝える必要があります。
次の3C分析・SWOT分析で、市場と顧客を含めて強みを発見していきましょう。3C分析の方法
3C分析とは、マーケティング環境を抜けもれなくおさえるためのフレームワークです。
以下の3項目についての「事実」を集めることで、現状を把握できます。
- 市場環境・顧客(市場規模・成長性・ニーズ・顧客の消費行動や範囲 など)
- 競合環境(各社のシェア率・特徴・今後予測される行動 など)
- 自社環境(企業理念・商品やサービス・リソース など)
SWOT分析の方法
SWOT分析とは、自社の運営戦略を立てる準備としてのフレームワークです。
以下の4項目を集めることで、市場トレンドを含む「外部環境」と自社ブランド力を含む「内部環境」を総合的に見ていくことができます。
- S:Strength, 強み
- W:Weakness, 弱み
- O:Opportunity, 機会
- T:Threat, 脅威
できれば、外部環境である「機会」と「脅威」から分析・記入すると良いでしょう。
フレームワークイメージ図↓
強み
(Strength)
弱み (Weakness)
機会 (Opportunity)
脅威
(Threat)
フレームワークは、「自社の強みを明確にする」という目的を見失わないことが大切です。
SWOT分析が完了したら、「強み×機会」「強み×脅威」などとそれぞれを掛け合わせて戦略に落とし込み、ホームページに反映させていきましょう。ステップ3:ホームページでアピールする
いよいよ、ホームページ上の作業に入ります。
ホームページで適切にアピールするには、以下のポイントをおさえておくと便利です。
- 強みを3つに絞る
- 他社と比較して差別化する
- ストーリー性を持たせる
- ストレングスページを作る
ひとつずつ確認していきましょう。
強みを3つに絞る
強みが少なすぎると顧客の期待値を越えにくく、強みが多すぎると顧客の記憶に残りにくくなります。
目安数としては、3つ程度が適切です。
それぞれに根拠をしっかりと持たせることで、説得力のある強みだけに絞ることができます。他社と比較して差別化する
分析で他社と比較した結果を、顧客に伝えられる範囲で提供します。
この手法は、料金表やスペック比較表などで、光回線や携帯会社でよく使われていますよね。
他社の名前は、アルファベットで伏せてもかまいません。
グラフや表を使用し、自社の魅力が正確に伝わるように工夫しましょう。ストーリー性を持たせる
スペック表だけでは、会社の思いや姿勢は伝わりづらいですよね。
人は、ストーリーに心動かされることが多くあります。
まずは、自社サービスを利用して喜ぶ「お客様の声」、サービスの普及に励む「社員の声」を載せて、親近感を持ってもらいましょう。シナリオライターや制作会社を雇って映像やマンガを作る予算がなくても、簡単なことでストーリーは伝わります。
ストーリーに自社の強みを加えれば、売り込み感なく自然と魅力を伝えられます。ストレングスページを作る
自社の強みについて詳しく説明する、ストレングスページを作るのもおすすめです。
ストレングスページとは、トップページだけでは伝わりきらない内容を、さらに深く知ってもらうためのページです。
顧客が持っている具体的な悩みを、適切に解決できることをアピールしましょう。
より顧客への訴求効果を高め、次の行動へと促すことができます。まとめ:効果的なアピールをするには準備が大切
ホームページで自社の強みをアピールするための方法を、3ステップで紹介してきました。
まずは、ホームページの役割を明確にし、自社の強みを正確に分析することが大切です。
ターゲットの行動を促せるように、スペックとストーリーの両方でわかりやすくアピールしていきましょう。アピール方法をさらに効率良くするには、Webのプロに相談するのもひとつの手段です。
Web制作会社のconta(コンタ)では、お客様の利益を一緒に考え、デザインからコーディングまでワンストップで対応しています。
どういったサイトを作りたいか、期待する効果や実現したい目標、感じている課題などを、ぜひ気軽にお伝えください。