-
ホームページを制作しても問い合わせが来ない!原因と対策方法を解説
せっかくお金や時間をかけてホームページを制作したのに、「お客様からの問い合わせが全然来ない…」と悩んでいませんか?
残念ながら、ただホームページを公開しただけでは、大勢の人に問い合わせてもらうのは難しいです。
なぜなら、インターネット上には、たくさんの企業が作ったサイトがあがっているから。
期待する結果を得るためには、魅力的なホームページに育てるための手直しが必要になることもあります。そこで今回は、「ホームページ制作の問い合わせが来ない原因と対策」を解説していきます。
問い合わせ数をもっと伸ばしていくために、ぜひ参考にしてみてくださいね。ホームページから問い合わせが来ない5つの原因とは
問い合わせ数が少ない原因としては、以下が挙げられます。
- 原因1:何のサイトかよくわからない
- 原因2:他社との違いや強みが伝わっていない
- 原因3:売り込みの色が強すぎる
- 原因4:問い合わせフォームがどこにあるのか見つけにくい
- 原因5:ホームページを作ってから更新や改善をしていない
自社ホームページに当てはまっている所がないか、確かめながら読み進めてください。
原因1:何のホームページかよくわからない
わかりにくいホームページは、ユーザーが問い合わせにたどり着くことはおろか、ページを読んでもらうことすらされません。
私達は、日常的にGoogle検索などでサイトを見つけても、興味をひくコンテンツがなければ、サイトの隅々まで読むことはしませんよね。
わかりにくいホームページは、問い合わせの潜在顧客を取り逃してしまうことにつながります。原因2:他社との違いや強みが伝わっていない
他社と異なる魅力や訴求ポイントがわからないと、問い合わせまで繋げることはできません。
問い合わせ(または購入)の意欲が高い人は、複数社のホームページや比較サイトを閲覧して、「どのサービスがお得か」「自分に合っているか」という視点で細かくチェックしています。
リアルな対面での営業と同じで、ホームページ上であっても自社の魅力が充分に伝わっていないと、問い合わせ数は伸び悩むでしょう。原因3:売り込みの色が強すぎる
問い合わせへ誘導が強引で、売り込み感が色濃いものは、ホームページとしての居心地がよくありません。
「買ってください!」「問い合わせてください!」とだけ書かれているものは、お客様目線ではなく、自社にとってのメリットしか見えていない状態です。
押し売り業者のような印象を与えるホームページは、顧客に気持ちよく問い合わせてもらうことを遠ざけてしまいます。原因4:問い合わせフォームがどこにあるのか見つけにくい
せっかく問い合わせしたい人がホームページを訪れても、入力フォームや窓口がどこに表示されているのか発見しにくいと、問い合わせそのものを諦めてしまいます。
また、ホームページがきっかけで商品やサービスに興味を持った人も、次への行動を促されなければ、ページを離脱してしまう確率が高くなりますよね。
問い合わせフォームを設置していてもわかりにくい場所、例えばホームページの最下部のみ、何ページも開いた先の1箇所のみなどにあると訴求効果は低いといえます。原因5:ホームページを作ってから更新や改善をしていない
ホームページを作って公開してから、一度もページを読み直してない場合は要注意です。
年月が経つと、世の中にとっても「見やすいホームページ」「使いやすいホームページ」は変化していきます。
また、より良いホームページにしようと思ってコンテンツがつぎはぎ型に増えていき、かえって読みにくいサイトになっていることもあります。
ホームページを見返したことが無い場合は、問い合わせのしづらい箇所にも気づきにくいです。ホームページからの問い合わせを増やす4つの方法
では、問い合わせを増やすためには、どのように改善していけば良いのでしょうか。
対策方法はさまざまありますが、今回は特に大きく改善効果が期待できる、以下の4点に絞って紹介します。
- 対策1:ホームページの目的をはっきりさせる
- 対策2:自社ならではのメリットをわかりやすく伝える
- 対策3:問い合わせしやすい導線を作る
- 対策4:アクセス対策を強化する
どれも難しい手段ではありません。
ひとつひとつ丁寧にこなすと、問い合わせを着実に増やせます。対策1:ホームページの目的をはっきりさせる
ホームページを運営している目的は、明確ですか?
また、その目的を達成できるように、ホームページを設計できているでしょうか。
ホームページをただ公開するだけでは、集客効果が充分ではありません。ホームページの目的が曖昧な場合は、以下のポイントを参考にして具体的にしていきましょう。
- どんなターゲットに届けたいのか(年齢・性別・想定年収・生活様式など)
- ターゲットにどのような行動を起こしてほしいのか(問い合わせ内容・やり方)
- 問い合わせしてもらった先で、どのようなゴールがあるか
目的がはっきりとしたら、初めてホームページを訪れたお客様の目線で、現在のホームページを見直してみてください。
ホームページの目的を妨げている箇所や、お客様にとって使いづらいと感じる箇所が明らかになります。対策2:自社ならではのメリットをわかりやすく伝える
ホームページの文章・映像・写真・イラストをチェックして、自社の魅力を「簡潔に」「わかりやすく」伝えられるように改善しましょう。
とはいえ、自社のサービスを見つめているだけでは、他社との差別化に繋がりづらいです。
ぜひ、ライバル企業のホームページを複数確認して、その企業にないメリットを見つけてみてください。
社員でブレインストーミングを行い、まっさらな状態からアイデア出しをするのもおすすめです。注意するべきことは、このメリットはあくまでも「お客様にとって魅力に感じるポイント」だということ。
自社の利益を求めるだけでは、顧客は離れてしまいますよ。対策3:問い合わせしやすい導線を作る
ホームページのトップページや、よく読まれているページから、問い合わせまでの流れがわかりやすくなっているか確認しましょう。
閲覧者は、問い合わせ方法がわからない状態でページに訪れています。
サイトに閲覧してきたユーザーが問い合わせまでスムーズにたどり着けるように、問い合わせまでのステップを簡略化したり、目に入りやすい位置にリンクを貼ったりする工夫が必要です。また、「お問い合わせはフォームから(24時間以内にお返事します)」「電話でどんな質問にもお答えします」など、問い合わせのハードルを下げる工夫をすることも重要です。
対策4:アクセス対策を強化する
問い合わせを増やすためには、閲覧者を増やすことにも力を入れましょう。
アクセスアップ対策(SEO)として、ブログの設置や更新・SNSとの連動をするのもおすすめです。GoogleやSNSで能動的に閲覧しに来る人の数を増やすだけで、以下のように問い合わせの人数を増やすことが期待できます。
※ホームページ閲覧者の1%が問い合わせをする状況だとしたら…
(月間のページ閲覧者2,000人の場合)2,000×1%=20人
(月間のページ閲覧者10,000人の場合)10,000×1%=100人SEOの対策やブログのコツについては、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
↓集客につなげるために、SEOの対策概要とポイントを確認
↓幼稚園・保育園のホームページを一例に、ブログを作るべき理由や続けるコツを確認
まとめ:問い合わせが多いホームページは継続的に改善している
問い合わせを増やすためには、お客様目線で改善をし続ける必要があります。
ホームページ上であっても、「お問い合わせ」というひとつのゴールに向けて、自社の強みをしっかりと伝えて閲覧者の心を動かさなければいけません。
これは、対面の営業と同じこと。
対策には「これでばっちり」「これで完了」という終着点はないため、問い合わせ数の目標値を決めると、達成感を持ちつつPDCAを回しやすくなります。ホームページは、公開して終わりではなく、じっくり育てていく意識が大切です。
困ったときは、Web制作のプロに相談してみることも良いでしょう。
数々のホームページを手掛けてきたノウハウを持っているので、効率的な改善や運営方法を二人三脚で見つけていくことができますよ。ぜひ、ホームページを改めて見直し、問い合わせ数増加に役立ててみてくださいね。