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【費用が不安?】幼稚園・保育園ホームページ制作の相場や注意点を徹底解説します!
園の様子を在園児の保護者に配信したい。新園児を迎えるために園を知ってもらいたい。
そのためには、園のホームページを作ることが効果的です。でも、ホームページってどうやって作るの?と疑問に思うことはありませんか?
自分たちだけでホームページを作るのは難しいから、制作会社に頼みたいけど、費用はどれくらいかかるんだろう。
と、不安になりますよね。この記事では、園児募集を目的としたホームページを外注する場合の相場から、適正価格で発注するためのポイント、さらに発注の際の注意点も解説します。
中1と小1の娘を持つ筆者が、保護者の立場からお話しますので、ぜひご一読ください。記事の目次
幼稚園・保育園のホームページ制作費用の相場は3万円〜100万円以上まで
実はホームページを作るだけなら、はてなブログのような無料のレンタルサーバーを使えば、1円もかけず完全無料で作ることもできます。ただし、無料レンタルサーバーは、
- ランダムな内容の広告がつく
- 突然サイトを消されたり、サービスが終了してしまうことがある
という弱点があります。
サーバーの契約やドメインの取得は、慣れてない方には面倒に感じるかもしれませんが、一度契約すれば自分のものとして、自由に管理することができます。
費用は、サーバーとドメイン維持費を合わせて年間1万円くらいです。その他、ホームページ制作は、何をどこまでお願いするかでかなり料金に幅があります。
以下は、制作費用のだいたいの目安です。- テンプレートを使ったデザインのホームページ制作…3万〜10万円
- 完全オリジナルのデザインでホームページ制作…20万〜100万円以上
- WordPress設置…3万円〜
- テンプレートデザインをカスタマイズしてホームページ制作…20万〜30万円
- 独自のWebシステム(CMSなど)を構築する…100万円以上
ここまでが「ホームページを制作する費用」の相場です。
この他、完成後のメンテナンスなどのサポート費用、検索順位を上げるためのSEO対策費用などがあります。適正相場で幼稚園・保育園のホームページを制作するためのポイント4つ
どのような内容・デザインにするかで、料金が全く違ってしまうのがホームページ制作です。
適正範囲のホームページを制作してもらうためには、制作会社に丸投げしないことが大切です。制作会社に発注する前に、園で考えておくべきことをまとめました。
ホームページの目的を明確にする
まずは、なんのためのホームページか明確にしましょう。
- 園の名前が紹介できるような名刺代わりのサイトで良いのか
- 園児を増やすための募集に力を入れたサイトにしたいのか
- グッズなど物販もするECサイトを目指すのか
上記によって、ホームページの内容やボリュームも変わってきます。
園児の募集と保護者向けのお知らせを重視するサイトにするのなら、
- デザイン
- 園児の写真
- コンテンツ
- 検索上位表示のためのSEO対策
- ホームページ完成後のサポート
などが必要になってきます。
ホームページのデザインや機能を明確にする
制作会社の方との打ち合わせ前に、どんなホームページを作りたいか、イメージを決めておくと良いでしょう。
- テンプレートを使用しない完全オリジナルデザインにしてほしい
- WordPressなどのCMSを使って作りたい
など、デザインや機能についてある程度決めておきましょう。
完全オリジナルデザインは、園の独自性を十分に出すことができますが、費用が高くなります。
自分たちで写真の追加やお知らせを更新したいなら、WordPressなどのCMSを使ったほうが更新しやすいです。
また、CMSはテンプレートもあるので安く制作できますし、テンプレートのカスタマイズもできます。どの程度の規模のホームページが必要か明確にする
入園先を選んでいる保護者の知りたい情報は、園の外観や施設、考え方や教育方針、先生たちの雰囲気、子供たちの様子などです。
普通の幼稚園・保育園ならば、保護者の知りたい情報はそこまで多くありません。ホームページは、「園児の増員」や「保護者へのお知らせ」「地域への情報発信」など、目的に応じたものを作りましょう。
名刺代わりの規模では物足りないですが、ターゲットが入園前や在園児の保護者がほとんどと絞られているので、それほど大規模なサイトも必要ありません。目的に応じて依頼先を決める
制作会社にも、強い分野や苦手な分野があります。
検索順位を上げたい場合はSEO対策に知見のあるweb制作会社を選ぶことを推奨します。また、プロのデザイナーが常駐する会社ならデザインに長けたホームページが作れます。中小規模の制作会社より、大規模な制作会社のほうが人件費などが多くかかり、費用が高くなることがあります。
また、更新のたびに費用がかかる会社や、メンテナンスが別料金の会社もありますので、これらを制作会社に頼みたいのであれば事前に確認しておくことをおすすめします。幼稚園・保育園のホームページ制作を依頼する際の注意点4つ
これまでホームページの制作を依頼する際の料金の相場や、依頼前に決めておいたほうが良い点を解説しました。
しかしなかには、あまりインターネットやWebサイトに詳しくない職員につけ込もうとする悪質な業者も存在します。
高いお金を払って何の意味もなかった、かえって損をしてしまったということがないよう、注意点を解説します。コンサルタントに頼りすぎない
検索順位が上がらない、思ったようにアクセスが伸びない、園児が増えないなど、誰かになんとかして欲しい、と思う場面はたくさんあると思います。
そんなとき、コンサルタントにアドバイスを求めることもあるかもしれません。
しかしコンサルタントは、アクセスが伸びないならこうすればいい、というアドバイスはしますが、必ずアクセスが伸びるとは限りません。コンサルタントはアドバイスはくれますが、実行するのは職員側です。
ホームページ制作会社には、SEO対策に強い会社や、集客に強い会社があります。ホームページ開設後、そのようなサポートを受けるなら、最初からSEOや集客に強い会社を選ぶことをおすすめします。ホームページのリース契約は存在しない!
最近は、「ホームページのリース契約」を結ぼうと働きかけてくる業者もいるようです。
制作やメンテナンスなど、全て任せることができて、月々の金額も安いので、騙されてしまう方もいるようです。しかし本来、ホームページのリース契約というのは、ありえません。
リース契約ができるのは、コピー機やパソコンなどの有形です。ホームページは無形なので、リース契約は存在しないのです。リース期間が終われば自分のものではなくなります。中途解約もできません。個人の一般消費者ではないのでクーリングオフもできません。
目の前の安さに気を取られて何百万も支払い、数年後何も残ってない、なんてことがないよう、リース契約は避けましょう。事前承諾していない費用を請求される
ホームページ制作会社に限らず、頼んでもいない余計な仕事を勝手に行って、その分の料金を請求しようとする業者もあります。
Web業界でよくあるのが、納期を守るためと勝手に作業を進め、費用を請求されてしまうケースです。
余計な費用を払わないためには、事前に契約後に追加料金が発生する場合があるか、しっかり契約内容を確認しておくことが大切です。相談しやすく、柔軟に対応してくれる制作会社を選ぶ
これまでさまざまなホームページ制作会社を選ぶポイントを話してきましたが、一番重要なことは、「相談しやすい」ということでしょう。
気軽に何でも相談できる会社であれば、自分たちの理想のホームページが作りやすいです。
また、こちらの要求に柔軟に対応してくれる会社であることも、理想のホームページ作りには大事になります。少し難しそうな要求でも、できるだけ追加料金が発生しないよう、様々な対応を考えてくれる会社は信頼もできます。
選んだ制作会社が相性が良さそう、あまり話を聞いてくれなそう、ということもわかります。
料金だけでなく、きちんと話せる制作会社を選びましょう。まとめ:ホームページ制作の相場と注意点を理解したうえで、制作会社に相談を
ホームページの制作を依頼する場合、園の独自性を出しつつ、保護者の目に止まりやすいホームページにするなら、テンプレートをカスタマイズする方法で20万円くらいが相場です。しかし、自分たちである程度できるならもっと安くできますし、大規模で独自のシステム構築まで頼むなら100万円以上かかります。
ポイントは、ホームページの目的と、デザインなどの仕様、規模を事前に決めておくことです。
作成したいホームページのイメージがしっかり決まっていれば、全く違うものが出来上がってしまうことや、余計な費用を請求されてしまうことも防げます。悪質な業者もいるので、「こんな感じのホームページを作るにはいくら必要か」「追加料金が必要になるのはどんな場合か」をしっかり打ち合わせしましょう。
重要なのは、制作会社の技術やセンスも大事ですが、相談しやすいことです。理想のホームページを作るためには、制作会社に丸投げでは実現しません。
料金だけで選ばず、ビジョンを明確にして、相談しやすい会社を選びましょう。