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【企業向け】ブログの更新頻度の重要性とポイントについて
企業がブログを運営することは、web集客においてとても効果的な手段です。
しかし、毎日更新できる企業は少ないでしょうし、全く更新しないとせっかくのブログも有効活用できません。
ブログは、結局どれくらいの更新頻度が良いのか、気になりませんか。この記事では、ブログの更新頻度と検索順位の関係や、具体的にどの程度更新すればいいのかポイントをお伝えします。
自社のブログを集客に活用するのに、大いに参考になるでしょう。ぜひご一読ください。
記事の目次
ブログの更新頻度とSEOの関係性|検索順位への影響
検索結果を表示したユーザーは、ほぼ全員上位記事からクリックしていきます。
検索結果で上位表示させることは、自社サイトへのアクセス数を増やし、ひいては問い合わせや売上につなげるために必須です。
このように、Googleの検索結果で上位表示させるための施策のことを「SEO」といいます。ブログの更新頻度とSEOの関係については、
- 「とにかく毎日更新するべし」
- 「まずは100記事書いてから」
などと「量産型」を指南する声も根強くあります。
しかし、個人ブロガーでも毎日記事を更新することは並大抵ではありません。
ましてや、通常業務の傍ら更新しなければいけない企業ブログでは、ほぼ不可能という企業も多いでしょう。では、ブログの更新頻度は本当にSEOに影響するのか解説します。
ブログの更新頻度はSEOに「間接的に」影響する
結論から言うと、ブログを頻繁に更新したからといって、必ずしも検索順位が上がるとは限りません。
それは、Googleの検索順位を決定するアルゴリズムの中に「更新頻度」という要素がないことにあります。しかし、ブログの更新頻度が高いから順位が上がるという「直接的」な要素には影響がないというだけで、「間接的」には影響があります。
間接的とは、ブログの更新頻度が高いことでユーザーに評価されているならば、結果的にGoogleにも評価されて順位が上がるということです。
Googleの見解は「量よりも質」
実際、Googleではサイトの更新頻度についてどのように発言しているかというと、GoogleのJohn Mueller氏がTwitterでこのように答えています。
Nope. A site isn't a machine that pumps out content at a fixed rate. Well, it shouldn't be :-).
— 🐄 John 🐄 (@JohnMu) March 6, 2018
「サイトはコンテンツを一定の速度で送り出すマシンではない」
つまり、”コンテンツの更新頻度は順位に影響しない”ということです。Googleに評価され、検索順位を上げるためには、分量や更新頻度よりも「ユーザーに役に立つ良質のコンテンツを作ること」が重要なのです。
ブログはどれくらい更新すればいいのか?
「ブログは量より質」とはいうものの、更新頻度が非常に少ないブログが検索上位に表示されることはありません。
ユーザーにとって利便性の高い、Googleに評価されるブログの、具体的な更新頻度について解説します。
質を保てる範囲でなるべく多く更新することが重要
更新頻度も「ユーザーファースト」で考えましょう。
ユーザーは、常に新しい情報を発信し続けるサイトを正確で役に立つと考える傾向があります。一度行ってみたいと思っていたお店のサイトやブログが見つかったのに、情報が更新されていなくてがっかりした経験はありませんか。
「本当にこのお店で間違っていないのか」「実は閉店してるのでは」などと考えて、お店に行くことを諦めてしまうでしょう。
お店のブログにも、再度訪れることはないかもしれません。定期的に新しい情報が更新されるブログは、ブログのファンを増やすのでアクセス数も増えていきます。
そこでまず念頭に置きたいのは「どんな更新頻度でも記事の質を落とさない」ということです。
ブログを更新する担当者が、記事の質を保ちつつ、なおかつ定期的に新しい情報を提供できる更新頻度がベストということになります。
結局、ブログは毎日更新すべきなのか
では、具体的なブログの更新頻度を考えていきましょう。
【1日1回】
質を保ちつつ1日1回更新できれば、本当はそれがベストです。
毎日決まった時間に更新することで、固定ファンがつきやすく、コンバージョン率にもSEOにも有利になるからです。しかし毎日更新しても、ユーザーにとって有益でない、読みづらいブログには読者がつかず意味がありません。
ましてやコピー記事などを大量にアップしたり、短時間で意味のないページを量産したりすると、ペナルティを受けることがあります。Googleのガイドラインに違反した場合のペナルティについては、そのSEO対策は間違っている?Googleガイドラインに違反する施策まとめを御覧ください。
SEOで有利なのは更新頻度ではなく、記事の質です。
毎日質の高いブログを更新し続けることが大変であれば、ペースを落としたほうが結果的に良くなります。【月1回】
少し極端ですが、1〜2ヶ月に1回の更新でも、検索順位には大きく影響しないと言われています。
ただし、記事の数が少ない状態では、読者も集まらずSEOにも良い影響はありません。
すでに十分な記事の量を蓄えて、サイトとして十分な評価を得ている(読者がつき、検索上位に表示されている)状態でないと厳しいでしょう。そういう意味では「まずは100記事書いてから」という主張も間違っていません。
【週2〜3回】
質を保ちつつ高頻度で更新できるペースとして、一番おすすめなのが週2、3回です。
このペースであれば、読者がアクセスするのも習慣化しやすく「更新が早すぎて読むペースが追いつかない」ということもありません。
Googleからの評価も得やすいです。更新頻度よりも重要な「質の良い記事」とは?
最後に、何度か繰り返し述べている「質の良い記事」とはどういう記事なのか、簡単に解説します。
結論から言うと、Googleに評価され、SEOにも有利な質の高い記事とは、次のようなものです。
- 内容が正確である
- オリジナリティがある
- ユーザーの求めている情報が網羅されている
- ユーザーが「読んでよかった」と満足する
更新頻度も記事の質も「ユーザーファースト」であることが大前提です。
SEOの施策はGoogleのアルゴリズムの変化とともに移り変わりますが、ユーザーが満足する、疑問が解消する記事を作成することを忘れないようにしましょう。
Googleの検索結果を利用するユーザーの満足度が高い記事は、Googleを使う人が増えることにもつながるため、Googleからの評価も上がり、SEOに良い影響を与えるのです。
情報が間違っていない、どこかで見た情報のコピペではないことはもちろんですが、ユーザーにとって役に立つ、有益な情報であることも要素の1つです。
どこにも載ってない正確な情報であっても、読みづらく内容がわかりづらくては、ユーザーの満足が得られません。
改行を増やす、箇条書きを使う、図解などを多用するなど、読みやすい記事になるよう努めましょう。
まとめ:企業ブログは高品質の記事を更新し続けられるペースが重要
ブログはweb集客に非常に効果的ですが、どのくらいの頻度で更新すればいいのか悩みますよね。
毎日更新できることが、定期的にアクセスしてくれるブログの読者を増やす上でもベストです。
しかし検索順位の上位に表示させ、ユーザーを満足させるブログを継続させていくならば、「量より質」を重視しましょう。質の良い、新しい情報を定期的に無理なく提供するならば、週2〜3回の更新頻度がおすすめです。
通常業務の傍ら、高品質の記事を頻繁に更新し続けることは大変な作業です。
難しい場合は、web制作会社への相談も是非ご検討ください。