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幼稚園・保育園はSNSもやったほうが良い?SNSの有効な使い方をわかりやすく解説
幼稚園・保育園の運営者のなかには、
「ホームページを作ったはいいものの、認知度があまりアップしていない気がする」
「集客のためにはSNSもやったほうが良いのかな」
と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。結論からお伝えすると、「情報発信のためにSNSもやるべき」です。
しかし、ホームページとの使い分け方法や、SNSならではの注意点をしっかりと把握しておく必要があります。今回は、
- 保育園・幼稚園もSNSを使ったほうが良い理由
- 保育園・幼稚園にとってのSNSの有効な使い方
を解説していきます。
インターネット上で効果的に園の情報を発信するために、ぜひ役立ててみてください。
記事の目次
なぜ保育園・幼稚園もSNSを使ったほうが良いのか
【そもそもSNSとは?】 SNSはソーシャル・ネットワーキング・サービスの略。
Web上に社会的なネットワークを構築できるものを指します。プロフィール設定・メッセージ送受信・タイムライン・ユーザー検索などの機能を活用することで、ユーザー同士の密なコミュニケーションが取れる仕組みです。
まずは、SNSを行うべき理由を確認しておきましょう。
保育園・幼稚園がSNSを活用すると、以下のようなメリットがあります。
- 園の様子やアピールポイントを伝えられる
- タイムリーな情報をユーザーに届けられる
- 幅広い人に情報を伝達できる
- ザイオンス効果で親しみを持ってもらいやすくなる
(1)園の様子やアピールポイントを伝えられるから
園の様子やアピールポイントを、文章や写真を使ってわかりやすくまとめられます。
例えば、「自然があふれた空間」が強みであれば、自然のなかで遊ぶ園児の姿や、季節の移り変わりをSNSにアップすることができます。
SNSを活用すれば、園独自のアピールポイントを提示しながら、ユーザーからの高い共感を得られるでしょう。
(2)タイムリーな情報をユーザーに届けられるから
TwitterやInstagramなど、ほとんどのSNSにはタイムライン機能が搭載され、投稿した瞬間に画面の上部に表示される仕組みがあります。
幼稚園や保育園では、「ホームページのお知らせやブログに載せるほどではないけれど、日常のちょっとした幸せな瞬間」があるかと思います。
ぜひその瞬間をSNSに投稿してみてください。入園を検討している親御さんや園児の保護者に向けてタイムリーな発信をすることで、コミュニケーションをとりやすい雰囲気を作ることができます。
(3)幅広い人に情報を伝達できるから
SNSには、「リツイート」や「シェア」といった情報の拡散機能もあります。
「素敵だな」と思った投稿は、そのユーザーからさらに情報拡散させることが可能です。「炎上」の恐れもあるため不安視されがちな点ですが、投稿前によくスタッフ同士で確認するなどの対策をとれば、ある程度のリスクは防げます。
今まで幼稚園・保育園を知らなかった人にも半自動的に認知されるので、有効な営業ツールとして役立つでしょう。
(4)ザイオンス効果で親しみを持ってもらいやすくなるから
あなたは、「全く知らない園」と「SNSでよく情報を目にしている園」だったら、どちらに親近感を持ちますか?
人には、「何度も接している人やモノに対して、だんだんと好印象になる」という心理現象があります(これをザイオンス効果といいます)。
SNSは、「なんとなく毎日開いている」人が多いツールです。
園の様子やアピールポイントを何度も載せていれば、おのずとユーザーが目にふれる回数も増えますよね。
ネット上で良い関係を築いておくと、説明会や入園後のやりとりをスムーズにする効果も期待できるでしょう。保育園・幼稚園のSNSの使い方
では、保育園・幼稚園がSNSを使用するなら、具体的にどのようなツールでどんな内容を載せるべきなのでしょうか。
園の情報発信のために活用できるSNSツール
利用目的に合わせて、以下のSNSを使いこなしていきましょう。
【SNSの種類】 【特徴】 Twitter / ツイッター 140字以内の文章や写真を投稿できる。情報拡散力が高い。 Instagram / インスタグラム 写真や動画を編集・投稿できる。テキストを加えることも可能。ハッシュタグ(#)を使った積極的な検索がされる。 Facebook / フェイスブック 文章・画像・動画を投稿できる。面識のある知り合いや、仕事関係の人をフォローする傾向にある。 YouTube / ユーチューブ 動画を投稿できる。テキストを加えることも可能。写真や文章では伝わりづらい「雰囲気」や「ノウハウ」を伝えられる。 LINE / ライン 「友だち」追加している人への一斉送信が可能。双方向のコミュニケーションツールとしても活用できる。 情報拡散を狙うなら、Twitterがおすすめです。
ホームページに動画を追加しつつ園の雰囲気を伝えていきたいなら、YouTubeが適しています。SNSに載せる内容
幼稚園・保育園がSNSで載せると良い内容は、以下が挙げられます。
- 季節に合わせたイベントの告知・報告
- 入園希望者への説明会の案内
- 園が大切にしている教育方針
- 日々の何気ないひとコマ日記
説明会やイベントの案内は、必ず周知しておきたいところ。
しかし、文字ばかりの情報だと事務連絡のようで、味気なさを感じさせてしまいますよね。先生の紹介や日常の園の様子を投稿することで、親しみやすさがアップします。
「週に最低1回は投稿する」「毎週火曜日に○○のテーマで写真を載せる」などのルールを決めて、スタッフ自身が楽しく投稿できるような工夫もしていきましょう。安全・安心にSNSを使うために知っておきたいこと
SNSはたくさんの人に情報を見てもらえるぶん、注意すべきこともあります。
実際に投稿する前に、スタッフや保護者の方とよく話し合っておいてください。園児や保護者のプライバシーを守る
無断で撮った写真をインターネット上にアップすることは禁物です。
SNSを投稿する際は、園児や保護者の顔が写り込むこともありますよね。
さまざまな理由で「通園していることを知られたくない」「SNSに写真を載せてほしくない」人もいます。
どんなに小さなお子様であれ、許可をとってから写真を使いましょう。口頭で「載せてもいいですよね?」と確認をとるのも、「聞いていなかった」などのトラブルのもとになります。
顔写真を載せる場合は、事前に書面で承諾をもらうのがおすすめ。
確認が難しい場合は、顔が写らない角度で撮るか、個人が特定できないようにモザイク加工をして投稿しましょう。スタッフの情報セキュリティ対策を徹底する
スタッフに一定のITリテラシーを共有しておくことも重要です。
「パスワードは誰でも見える場所に貼っておかない」「過激な書き込みをしない」など、当然と思えることでも改めて認識することで、スタッフの意識を高めることができます。共有資料としては、総務省の「国民のための情報セキュリティサイト」がおすすめです。
最低限の情報セキュリティ対策の知識を身に着けられます。まとめ:SNSを活用して保育園・幼稚園の認知度をさらにアップさせよう
保育園・幼稚園は、園児のプライバシーや安全面を考慮することで、クローズドなコミュニティになりがちです。
しかし、入園希望者や園児の保護者は、大事なわが子を安心して預けるために、園の最新情報や特色を知りたがっています。ホームページだけでなくSNSも有効活用することで、あらゆる人と情報共有することが可能です。
園のホームページの存在を知らなかったユーザーにも認知してもらえるので、新たな出会いに繋げることもできるでしょう。
ぜひこの機会に、園のSNS導入を始めてみてはいかがでしょうか。