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即改善可能で効果的!保護者に刺さる幼稚園・保育園のホームページ文章作成術
「園児募集のためのホームページを作ったけど、なかなか問い合わせが増えない」
「園のホームページを作りたいけど、どうやって文章を考えればいいかわからない」などとお悩みではありませんか。
ホームページの文章を書くことをライティングと言いますが、Webライティングに必要なのは文章の上手さではありません。
実は、ちょっとしたコツで園のホームページの文章は劇的に読みやすくなり「保護者に刺さる」ようになります。
この記事では、幼稚園・保育園のホームページの文章を簡単に改善する方法を現役ライターで主婦の筆者が、保護者としての視点を交えつつ解説します。
ぜひご一読ください。
記事の目次
幼稚園・保育園のホームページに文章は必要?
全国の幼稚園・保育園のホームページのデザインの多様化は凄まじく、凝った演出を使う園もたくさんあります。
しかし、現在Web制作で重要視されているのは、デザインではなく「どんな情報を伝えるか」という傾向にあります。
保護者は園選びの時期になると、四六時中スマホなどで園のホームページを検索し、検討しています。
そのとき園の魅力を的確に伝えるのは、ホームページのデザインが可愛いとか凝っているということではなく、園をわかりやすく紹介する文章です。
どんな園なのか、どこが魅力なのかが正しく伝わる文章は、ホームページのターゲットである保護者の心をつかみ、問い合わせにつながります。
保護者に刺さる文章とは?
園のホームページを作成する目的は、園児募集以外に、名刺代わりや職員の採用目的として作成することもあります。
園児募集を目的とするホームページは、名刺や職員採用サイトとは全く違うものでなければなりません。
その理由は「ターゲット」の違いです。園児募集のためのホームページならば、ターゲットは通園する園を探す保護者です。
ターゲットに向けてしっかり訴求することを「刺さる」と言います。凝った作りのホームページでも「結局どんな園なのかわからない」と判断されれば、保護者に刺さらず、最後まで閲覧しないまま離脱されます。
保護者に刺さる文章とは、園からのメッセージがターゲットである保護者にしっかり届き、「この園なら子どもを通わせても安心」と保護者に認めてもらえる文章です。
幼稚園・保育園のホームページの文章が簡単に改善するコツ5つ
では、実際にホームページの文章を改善していきましょう。
保護者に刺さるのは「読みやすい」「わかりやすい」文章です。
それは今日から改善できる簡単なもので、作文が苦手な方でもすぐに可能です。ぜひ参考にしてください。
まずは保護者にアピールしたい情報を集める
実は、Webライティングで一番大事なのは「書く前の準備」で、リサーチともいいます。
「何を書いたらいいかわからない」「文章を書くのが苦手」という方は、リサーチが不足していることも多いです。
まずは、ホームページで保護者にアピールしたい情報を集めましょう。
仏教系、カトリック系、英語教育、体操教育など、どんな園なのか分かる情報を箇条書きにしておくとスムーズです。
簡単な紹介文で心をつかむ
園のホームページで最初に目にする文章には、園の情報を簡単に紹介できる一文を置くのがおすすめです。
保護者は入園する園を検討する際は必ず「理想の園」を想い描いていますので、最初の文章が保護者の理想と合致していれば、必ずその先まで読み進めてくれます。
例えば、東京の青山学院幼稚園のトップページには次のような文章があります。
豊かな自然の中でいろいろな人と共に生活することにより、、神様の恵みと守りを感じ、祈りと感謝と喜びの生活が実現できる保育を目指しています。(引用元:青山学院幼稚園)
この文章は、少しでもカトリック系の幼稚園が候補にあれば興味を持ってもらえます。
簡単な紹介文を書くことは、保護者の興味を引くことができるほか、最初に伝えたい情報を正確で端的に伝えることができます。
情報は具体的に書く
園の概要や特徴を説明する情報は、なるべく具体的に書くようにしましょう。
例えば、次のような文章があったとします。
「子どもたちは広い園庭でのびのびと遊ぶことができます。」
広い園庭がある園はたくさんありますので、これだけではうまく魅力が伝わりません。
しかし、どんな園庭なのか、なぜのびのび遊べるのかわかる具体的な情報を入れるとこのようになります。「土の広い園庭で、砂場のほかに”泥場”があるので、子どもたちは毎日のびのびと”どろんこ遊び”をしています。」
このように具体的に書くことで、土の広い園庭でどろんこ遊びをする園児が浮かんできて、「この園で遊ばせたい!」と考える保護者もたくさんいるはずです。
改行を増やす
一通り文章が書けたら、読みやすくなるよう体裁を整えていきましょう。
例えば、次のような文章は読みやすいでしょうか。
効果の出やすいLPは、1ページで情報を伝え、デザインにインパクトがあり、ページ内に問い合わせフォームがあるものです。LPは縦長1ページで最初に伝えたい情報をしっかり伝え、後半に詳細情報を入れて、そのままスクロールするだけで問い合わせフォームに行き着くように作られています。また印象に残りやすい写真やイラストで、訪問したユーザーの気持ちを引きやすくしています。
(引用元:【保存版】幼稚園・保育園業界で参考になるLPのwebデザイン8選)見た瞬間「読むのが面倒だな」と思った方も多いでしょう。
そこで、句点で改行を入れてみます。たったこれだけで、格段に読みやすくなったのではないでしょうか。
並列する要素は箇条書きにする
さらに読みやすくするには、箇条書きを使います。
先ほどの文章を箇条書きにしてみます。
最初は読むことが面倒に思えた文章も、ここまで見やすく、読みやすくなります。
似たようなトピックが2つ以上並んだら、箇条書きにしてみましょう。
まとめ:幼稚園・保育園のホームページの文章は簡単な改善で保護者に刺さる
幼稚園・保育園を探す保護者が興味を持って閲覧するホームページとは、凝ったデザインより、文章などのコンテンツが見やすい、読みやすいことです。
園のホームページのターゲットである保護者に向けて、しっかり訴求することを「刺さる」と言います。
保護者に刺さる文章とは、保護者が園に興味を持ち「ここなら安心」と認められる文章です。保護者に刺さる文章を書くには、まずアピールしたい情報をしっかり集めてから書き始めましょう。
改行を増やしたり、箇条書きにしたりするだけで、文章は格段に読みやすく、頭に入りやすくなります。どうしても満足のいく文章が書けないとお悩みの場合は、ぜひWeb制作会社にご相談ください。