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介護求人サイト/情報サイトを制作するうえで必要な機能やポイントを解説
「介護求人・情報サイトを作りたい」と思っても、イメージがあやふやな段階でいきなり制作を開始してはいけません。
まず確認すべきなのは、「どんな形態」で「どんな機能」をつけたいかどうかです。
これらの情報を正確に整理することで、それぞれの目的に合った求人・情報サイトを作ることができます。今回は、介護求人サイト・情報サイトの制作前に知っておくべきポイントと、必要な機能・内容を紹介していきます。
サイトの制作イメージを明確にするために、ぜひ参考にしてみてください。記事の目次
求人情報サイトの種類・特徴
介護求人サイト・情報サイトと一口にいっても、その形態にはさまざまな種類がありますよね。
介護の求人や情報が載っているサイトには、以下のタイプが挙げられます。- 介護専門サイト
- ターゲット別求人サイト
- 総合検索サイト
介護専門サイト
介護職専門または1つの施設の求人を載せたサイトのこと。
最新の求人情報と合わせて、介護職の人の悩みや問題解決をブログ記事で紹介しているケースもあります。1社のためだけのサイトの場合、社内の人員で求人情報を更新していることが多いです。
しかし、複数の介護関係の会社をまとめたサイトの場合は、SEO(検索上位表示のための対策)や記事更新の効率を意識して、各社に入力を任せていたり、サイト運営の代行業者に外注したりしています。介護専門のサイトであれば、社名や介護関係のキーワードでサイトを見つけやすくなるでしょう。
ターゲット別求人サイト
「20代・高卒またはフリーター」「40代」「主婦」など、仕事を探している世代や特色に合わせたサイトのこと。
「未経験でも採用してくれる会社を探している」「育児中なので、1日4時間程度で働きたい」などのニーズにマッチした求人を載せられます。介護といっても、その業務範囲や時間帯はさまざまです。
働く人のライフスタイルやキャリアプラン(介護を経験したい、資格を取得したい など)に合わせた求人を集めることはとても大切。
「想像していた業務と違った」「ステップアップしたいのにできない」といった就職前後のギャップを少なくすることは、採用後の勤務継続年数にも関係していきます。細かなニーズに合わせた求人サイトは、会社・求職者のお互いにとって失敗しにくいサイトに仕上がるでしょう。
総合検索サイト
介護職以外にもいろいろな職種が載っているサイトのこと。
介護以外の職種に興味のある人にも、求人ページを認知してもらいやすいです。
例えば、人とふれあう仕事が好きな人や、人の健康に関心の高い人は、飲食店やジムの旧寺院を閲覧しているかもしれません。
そのような人に「介護職という手もあるのか」という発見を与えてくれるのが、総合検索サイトのメリットです。ただし、多くの求人情報が載っているので、各ページではわかりやすさやアピールポイントが必要不可欠。
全体的に読みにくい求人サイトは、すぐにページを閉じてしまいますよね。サイト全体の情報量が幅広いぶん、読みやすさには特に注意すべきです。求人情報サイトのねらい・コストはさまざま
求人サイトの目的は、「求職者・採用人数の増加」「サイト運営による収益」のどちらかに分かれます。
目的に合ったサイトを知ることで、適切なポイントにコストを費やせます。サイト運営の目的は何なのか、ふさわしいサイト形態はどのようなものかを考えていきましょう。
求職者・採用人数の増加のため
<採用すること自体が目的の場合>
例えば、以下のようなケースが挙げられます。
「自社の採用人数を増やしたい」
「求職者とできるだけ多く出会いたい」
「とにかく採用募集していることを知ってもらいたい」採用することがゴールとなる場合、求職者がよく見るページを作る必要がありますよね。
自社ホームページに採用サイト(またはページ)を作るのも、ひとつの手段です。
または、総合検索サイトやターゲット別求人サイトに登録し、求人情報を掲載するという方法もあります。
外部の求人サイトに掲載した際は、自社の採用サイトを閲覧できるようにリンクを貼ると良いでしょう。
求職者が働くイメージをつかみやすく、応募しやすくなります。サイト課金による収益増加のため
<サイトの運営による収入が目的の場合>
例えば、以下のようなケースが挙げられます。
「求人サイトとしていろいろな会社に掲載してもらいたい」
「採用の可否ではなく、サイト閲覧数によって収益化したい」
「求人以外に、情報サイトとしての機能も充実していきたい」サイト収益がゴールとなる場合、求職者と各企業がよく見るページを作る必要があり、総PV数も関係してきます。
収益化の方法は、以下のようなパターンがあります。
- 掲載ごとの課金(求人情報を掲載したい企業から課金してもらう)
- 成果による報酬(実際にサイトから応募・採用が決まると報酬が発生)
- アドセンス報酬(サイトにGoogleアドセンスの広告タグを貼り、クリックされると報酬が発生)
「介護専門サイト」「ターゲット別求人サイト」「総合検索サイト」のどれでも、収益化は可能です。
しかし、ただサイトを設置しただけでは収益が発生しないので、SEOやユーザビリティを意識し、サイトの認知を上げることが重要です。求人サイトに載せるべき内容【求人ページを作る場合】
求人ページに最低限載せるべき内容は、以下の通り。
- 雇用形態(アルバイト・契約社員・正社員)
- 給与・勤務日数
- 必須資格・あると望ましい資格
- 仕事場の雰囲気
- 求める人物像
- まずどんな仕事から行うか
まず、採用面接に応募してもらうためには、求職者の応募前の不安を払拭する必要があります。
そのためには、「ここで働きたい」「自分の素質や資格を活かせる」と思ってもらえるような内容を記載します。
とはいえ、メリットばかりを挙げると信憑性が薄いです。残業時間やこれから解決すべき課題(許容範囲のもの)を掲載し、入社後のギャップを大きくしないように気をつけましょう。求人サイトに載せるべき機能【総合求人サイトを作る場合】
求人サイトに載せるべき機能は、以下の通り。
- 採用担当者向けの案内ページ
- 問い合わせフォーム
- チャットボット
- 検索機能(職種・地域・会社名など)
- スカウト機能
- お気に入り機能
求人サイトは、採用側・求職者側の双方が使いやすいサイト設計にしましょう。
企業が「求人情報を掲載したい」と思ったらすぐに詳細を調べられるように、案内ページを作っておきます。
さらに、簡単な問い合わせには自動で答えられるよう、チャットボットを備えておくと便利です。また、求職者のために、たくさんの情報の中から個人に合ったものを検索できるようにします。
お気に入り機能を使って整理しやすいように工夫することも大切。
企業からメッセージを送ったり、採用スカウトができる機能をつけたりするのもおすすめです。まとめ:求人サイトの目的を決めて情報を整理しよう
介護の求人・情報サイトを作るには、最初に目的をはっきりさせておくことが重要です。
採用人数を増やしたい場合は、会社にふさわしい人材と出会えるように情報を掲載します。
サイト収益を求める場合は、多くの会社や求職者に見てもらえるサイトにする必要があります。求人サイトを制作するうえで必要なものを見極める際は、利用者目線になって考えましょう。
掲載する内容や機能に迷ったら、「自分が求職者の立場だったら、どんな会社に応募したいか?」「どんなサイトを使いたいか?」という視点に立ち返ってみてください。