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介護・福祉事業者ホームページでweb集客するためにできる施策を3つ解説
高齢化社会になっていくにつれ、ますます需要が高まる介護・福祉業界。
異業種からの参入も比較的しやすいなかで、競合との差をつけるために、インターネットを活用して認知度を高めていきたいと考えている方も多いのではないでしょうか。とはいえ、そう簡単にはいかないのが現実です。
「ホームページが検索上位にヒットしない」
「ホームページの集客率が上がらない」
という壁に当たってしまうこともあるでしょう。そこで今回は、介護・福祉事業者のホームページでweb集客するためにできる施策を3つ紹介していきます。
まずは一読して、集客率を上げるための重要なポイントをつかんでみてください。施策1:ホームページへの流入経路を見直す
介護・福祉施設のホームページが、どのような経路でクリックされているのかを知っていますか?
流入経路を明らかにすることで、改善できるルートが見えてきます。Googleアナリティクスをチェックして現状把握から始めよう
まずは、Googleアナリティクスを導入して流入元のチェックをしておきましょう。
【Googleアナリティクスとは?】 Googleが提供するアクセス解析ツールのこと。基本的に無料で使用可能です。流入経路の他に、サイトの訪問者数・使われているデバイス(PCやパソコン)などを知ることができます。
【Googleアナリティクスの導入方法】
1. Googleアナリティクスを開き、Googleアカウントを作成する。
2. 「お申し込み」からアカウント名やWebサイトのURLを入力する。
3. 「トラッキングIDを取得」をクリックし、「Googleアナリティクス利用規約」に同意する。
4. 取得したトラッキングコードをWebサイトのHTMLファイル(またはWordPressの指定の場所)へ設置する。
導入・登録が完了してから24時間程度経つと、Googleアナリティクスのページからレポートを閲覧できます。
左枠のレポートの「集客」→「概要」をクリックすると、ユーザーの流入元がわかります。
- Organic Search:Googleなどの検索エンジンからの自然検索による訪問
- Direct:ブックマークに設定している・メルマガなど、直接の訪問
- Referral:外部サイトからのリンクがクリックされて訪問
- Social:ツイッターやFacebookなどのSNSからの訪問
- Paid Search:リスティング広告からの訪問
- Display:バナー広告からの訪問
オーガニック検索からの流入拡大を狙う
Web集客の基本となるのが、オーガニック検索(自然検索)です。
GoogleやYahoo!の検索エンジンから、「介護」や「福祉」と積極的に検索するユーザーにサイトを閲覧してもらえます。しかし、オーガニック検索においては、介護・福祉業界の課題が見られます。
「介護 ○○(地名)」などで検索すると、介護職員の求人サイトがヒットしてしまうことが多いのが現状です。
施設やサービスを求めている人にサイトを知ってもらうためには、ロングテールキーワードも狙っていきましょう。ロングテールキーワードとは、複数のキーワードを組み合わせたキーワードのこと。
よりニッチなニーズに対応することで、競合サイトが少ないキーワードで検索上位を狙えます。ただ「介護」というキーワードで検索上位を狙うとなると、莫大な資金をかけたサイトや大手サイトと対等に戦わなければなりません。
ロングテールキーワードを意識して、例えば「介護付き有料老人ホーム 東京 費用」などのヒットを意識すれば、積極的に情報を求めるユーザーに合った内容を届けられますよね。
その結果、ホームページのコンバージョン(お問い合わせや申し込み)確率を高める効果が期待できます。その他・各流入経路のバランスを見て強化していく
Googleアナリティクスの読み方でお伝えした通り、サイト流入経路にはオーガニック検索の他にも、さまざまな経路があります。
現在運用しているホームページでは、「Organic Search(オーガニック検索)」以外にどのような経路が上位チャネルでしたか?「Paid Search」や「Display」といった有料検索からの流入は、短期間で集客ができますが、継続的に高いコストがかかります。
顧客のファン化や長期目線での集客効果を目指すなら、「Social」を強化していくのがおすすめです。
SNSをうまく活用することで、広告費をかけずに情報拡散することができます。施策2:ホームページの内容を充実させる
せっかく流入経路を確保してもホームページの中身がおざなりでは、介護・福祉のサービス利用に結びつきませんよね。
施設やサービスを知ってもらうための柱となる、ホームページの内容を充実させましょう。
ユーザーにとって「わかりやすい」「問題を解決してくれる」サイトは、ブックマークしてもらって再び訪れてもらうこともできます。介護・福祉のホームページに載せると良い内容は、以下の通りです。
- サービス内容や種類
- 利用料金
- 住所・交通アクセス
- 施設内観・利用設備
- 利用者の声
- スタッフの写真
- スタッフの資格保有の種類
- 事業者の強み・信頼性
- 事業者の理念・運営方針
初めて介護・福祉サービスを利用する人やその家族が特に気になるのは、「サービス内容」と「具体的な費用」です。
写真や表を使ってわかりやすく表記し、利用希望者の不安を取り除くことが大切です。また、「資料取り寄せ」や「見学申し込み」は、ホームページの見やすい場所(ヘッダーやサイドメニューなど)に配置しましょう。
施策3:ホームページのデザインを整える
サイト内容を適切に配置し、カラーイメージや写真などを使ってより効果的に訴求するためには、デザインの力が必要不可欠です。
デザインが整っているホームページは、以下のようなメリットがあります。
- ユーザーがサイトを覚えやすい(サイトへ再訪問する機会が増える)
- ユーザーがサイトを使いやすい(サイトのコンバージョンにつながる)
- ユーザーが安心できる(事業者への安心感・信頼度がアップする)
反対に、古いデザインのサイトをイメージしてみてください。
更新されていないデザインで文章が読みづらく、どこから問い合わせしたらいいのかわからないサイトは、ユーザー目線ではありませんよね。ホームページのデザインは、事業者へのイメージへとそのままつながっていきます。
Web集客の効果を高めたいなら、デザインは細部まで見直していきましょう。まとめ:初めて利用する人の立場になって、ホームページをリニューアルしよう
介護・福祉事業者のホームページでweb集客するためにできる施策を紹介してきました。
高い集客効果を目指すためには、ホームページへの流入経路を確認しつつ、ホームページの内容やデザインをブラッシュアップすることが大切です。
いま一度、初めてホームページを訪れるユーザーの立場になって、サイトを見直してみてください。
「わかりにくい」「操作しにくい」と気づいた場所があれば、すぐにメモをとっておきましょう。また、介護・福祉業界のスタッフだけでなく、Web制作のプロと話し合うこともおすすめです。
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