• EFOとは?お問い合わせフォームを最適化してコンバージョン数を増やすポイントを解説

    お問い合わせフォームはコンバージョン数に直結する、顧客と企業をつなぐための大切な機能です。とはいえ、お問い合わせフォームをどのように最適化すればいいのか、分からないという方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、EFOについて解説していきます。また、EFOを最適化してコンバージョン数を増やすためのポイントについても触れています。ぜひ最後までお読みください。

    EFO(入力フォーム最適化)とは

    お問い合わせフォームに入力している様子

    「EFO」というのは、「Entry Form Optimisation」の略称で、お問い合わせフォームの入力をユーザーにとって使いやすいように最適化する施策のことを意味します。EFOは日本語で「入力フォーム最適化」とも呼ばれています。

    お問い合わせフォームに必要な入力項目はWebサイトの性質によって多少異なりますが、一般的には以下のような項目が必要です。

    お問い合わせに必要な要素

    上記のような項目を設置することで、ユーザーは安心してお問い合わせフォームを利用できるようになります。

    EFOが必要な理由

    EFOが必要な理由は、入力フォームの使いやすさによってコンバージョン率が左右されるからです。そもそも、Webサイトに訪問したユーザーが必ずしもお問い合わせフォームまでたどり着くとは限りません。お問い合わせフォームまで進んだユーザーは、他のユーザーに比べてコンバージョンまで達する可能性が高いです。こうしたユーザーを取りこぼさないためにも、EFO施策をする必要があります。

    尚、地味な施策に見えますが例えば現状のお問い合わせ数が1%の場合、EFO改善によって2%に改善できれば単純にお問い合わせは2倍になります。

    上記の理由からEFOは売上に直結する可能性が高い施策のため、非常に重要です。

    成果に直結する有効なEFO施策3選

    パソコンを使っている様子

    では、具体的にはどのような対策をとればいいのでしょうか。EFOは以下のような施策が有効です。

    • 進捗度合いの表示
    • アシスト機能の付与
    • 入力フォームのパーソナライズ化

    ここからは、それぞれの施策についてポイントを含めて解説していきます。

    進捗度合いの表示

    1つ目は、進捗度合いを表示することです。進捗度合いを表示すると、ユーザーが入力している最中に、今どの段階にいるのかが一目でわかるため、ストレスがかかりません。

    上記でご説明したように、入力フォームにはたくさんの入力項目があります。そのため、ユーザーは「あとどれくらい入力すればいいのか」「今どれくらい入力が進んでいるのか」などと不安になってしまいます。そこで進捗度合いを表示することで、ユーザーの入力作業をサポートできるのです。

    アシスト機能の付与

    2つ目は、アシスト機能を付与することです。アシスト機能を設けることで、ユーザーの入力の手間を省略することが可能になります。

    例えば、「リアルタイム・アラート」というアシスト機能は、ユーザーが入力を誤っている際に通知してくれます。これはリアルタイムでエラーを知らせてくれるので、再送信する手間がかかりません。他にも、未入力のエリアを色付けするようなアシスト機能もあります。これは細かい仕様ではありますが、ユーザーが一目で未入力であることが分かるため、大変便利です。

    このように、アシスト機能を加えるだけで、入力作業が簡単になります。また入力ミスも減るので、入力し直す手間も省けるのです。

    入力フォームのパーソナライズ化

    そして3つ目は、入力フォームをパーソナライズ化することです。パーソナライズ化を行うと、ユーザーにとって入力の手間がかからないようになります。というのも、ユーザーによって会員登録の有無など、進捗状況は異なっています。

    そのため、同じ質問を何度も繰り返してしまうと、入力作業にストレスを感じてしまうのです。そこで入力フォームのパーソナライズ化を行うことで、入力の手間が省けて、コンバージョン率を高めることが可能です。

    コンバージョン数を増やす3つのポイント

    お問い合わせしている様子

    コンバージョン数を増やすには、以下3つのポイントを抑えるといいでしょう。

    • ユーザーの入力の手間を省く
    • 入力のストレスを軽減させる
    • 送信ボタンを目立たせる

    こうしたポイントを取り入れるだけで、ユーザーにとって利用しやすいお問い合わせフォームになります。ここからは、それぞれのポイントについて解説していきます。

    ユーザーの入力の手間を省く

    1つ目のポイントは、ユーザーの入力の手間を省くことです。繰り返しになりますが、お問い合わせフォームには多くの入力項目が存在するため、ユーザーにとって手間がかかるものです。しかし全てを入力してもらわないと、メールアドレスや基本情報など、欲しい情報が手に入りません。

    そこで手間を省くことで、最後まで入力してくれる可能性が高まります。例えば、EFO施策としてアシスト機能を付与するといいでしょう。ユーザーが入力しているテキストに応じて予測を提示することで、テキストを打ち込む手間が省けます。また、入力ミスが発生した際にリアルタイムでエラー表示することで、送信後に入力し直す必要もありません。

    入力のストレスを軽減させる

    2つ目のポイントは、入力のストレスを軽減させることです。ユーザーが最後までお問い合わせフォームの入力項目を入力するためには、ストレスのないフォーム設計にすることが大切です。

    例えば、入力必須の項目には「必須」と明記するといいでしょう。入力項目によっては、必ず入力しなければならない項目と、そうでないものがあります。必須項目を明らかにすることで、入力項目が減るため、ユーザーにとってストレスがかかりません。また、必須項目を入力し忘れたまま送信し、後から入力し直すことも無くなります。

    このように、お問い合わせフォームは入力のストレスを軽減させる工夫を施すことで、ユーザーが快適に利用できるようになります。

    送信ボタンを目立たせる

    そして3つ目のポイントは、送信ボタンを目立たせることです。Webサイトはユーザーの目を引くために、目立つデザインにすることがあります。そこで、お問い合わせフォームの送信ボタンを、他の要素よりも目立つようにデザインしてみましょう。

    もし送信ボタンが目立たないと、ユーザーはせっかく入力したのにどうしたらいいのか分からず、離脱してしまうかもしれません。また、初めから送信ボタンがなくて使いにくいと思い、そもそも利用しないかもしれません。このような事態を避けるために、ユーザーが使いやすいようなデザインにすることは大切です。

    まとめ

    この記事では、EFO(エントリーフォーム最適化)について解説していきました。EFOとはお問い合わせフォームの入力をユーザーにとって使いやすいように最適化する施策のことです。EFOを行うと、ユーザーが快適にお問い合わせフォームを利用できるため、コンバージョン率が高まります。

    EFO施策を行うには、進捗度合いを表示したり、アシスト機能を付与し、入力フォームをパーソナライズ化したりするなどの工夫が必要です。お問い合わせフォームを見直す際は、ぜひこの記事で紹介した施策やポイントを取り入れてみてください。

    web制作の依頼を検討中の方はこちら
    無料相談・見積り受付中