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今さら聞けないブログの基本【初心者限定入門編!その1・そもそもブログって何?】
みなさんは日記をつけたり、もしくは他人の日記を読んだりしますか?他人の日記を読むなんて不躾な!とお思いのあなた。そんなことはありません!世の中には自分が書いた日記をぜひとも読んでほしいと思っている人もいるのです…。
あなたも書いたのが「自分」だとバレないならば、別に第三者に読まれてもいいかなと思いませんか?なんならそれに対してレスポンスがあれば嬉しいのでは?
日記というと、ちょっと厚めの手帳に直筆で1日の出来事を書いていく…そんなイメージが大きいかもしれません。しかし今の時代スマホやタブレット端末を持ち歩く時代となり、自分が好きな時に自分の好きなこと・感じたこと・考えていることをweb上で自由に書くことができるようになりました。それがいわゆる「ブログ」です。
そもそもブログって何?
まず、ブログに馴染みがない人にとっては「そもそもブログってなんなの?」と入り口から迷子になっていると思います。しかも、巷ではすっかり浸透しているし、いまさら人に聞けない感…。
「ブログ」とは「ウェブログ(WebLog)」の略称で、いってみればホームページと同じようなもの。「ブログ」には2種類あり、「個人向けブログ」と「企業向けビジネスブログ」があります。一般的に「ブログ」といった場合はこの「個人向けブログ」を指すケースがほとんどです。
ブログの特徴
- 素人でも更新やデザインの変更などが簡単にできる
- 数多くの無料ブログ作成ツールがあるため低コストで運用が可能
- 主として「個人の日記ツール」として使われる
いわゆる「簡単でほぼ無料で日記風なものが書ける」これが「ブログ」と言ってしまっていいでしょう。この「ブログ」が日本で流行りだしたのは、およそ15年ほど前に遡ります。2003年の12月に@niftyが会員向けのブログサービスを始め、これがブレイクのきっかけとなりました。
日記が面白く、読者がつくようになると、自分が書いたものに対してコメントがつく。人間誰だって、レスポンスがあると嬉しいものですよね。それが面白みとなり、ブログが一般的に流行したのです。
しかし自分の意見や想いを日記風にする。閲覧者がそれに対してコメントする。これって、若者の間で今や日常と化している「SNS」と何が違うの?って思いませんか。今となっては職業上、ブログだとかSNSには割と詳しい私ですが、以前はこれらの違いが全く分かりませんでした。いやもはや「SNSと一緒でしょ?!」なんてことも思っていたのですが、一応違いがあるんですよね。
ブログとSNSの違い
ブログ ストック型メディアのため、web上に永遠に残り続ける。検索エンジンにもヒットするため、仮に数年前に書いた文章だとしても需要があれば検索され、たくさんの人達の目に触れることになる。自分の好きなことを好きなだけ、好きなように長文でも書くことが可能。 SNS フロー型メディアと呼ばれ、投稿した文章が瞬く間にたくさんの人に波及する。基本的に自分が書いた文章を読んでくれるのはお互い承認し合った「フォロワー」。書いた内容は、時間の流れと平行するかのように見えなくなっていく。検索エンジンには基本ヒットしない。個人と個人のコミュニケーションを楽しむ場といったイメージ。 フロー型メディアと呼ばれるSNSは有名なところで「Twitter」や「Facebook」最近では「Instagram」ですね。これらは、自分が発信した言葉が他の人の手によって一気に拡散され、たくさんの人たちの目に止まることが度々あるわけです。長文投稿には向いておらず、さらに投稿した内容は時の流れとともに他人からは見えなくなっていきます。
それに比べてブログは、一度書いたものはweb上に残り続けるので「自分の記録」を残したい人にはうってつけ。また、文字数を気にすることなく長文にも対応しています。
自分が書いているなんてバレたくないけど、誰かにこの考えを聞いて欲しい!なんて人にもブログはおすすめ。ムカつく上司の悪口でも生意気な後輩への愚痴でも好きなこと書けちゃいますから、ストレス発散にもおすすめだったりするんですよね。(経験談)
ブログはどうしてこんなにも流行ったの?
ところでブログがここまで流行した理由って一体何でしょうか??
いわゆるブログの先駆け的位置づけにあったのが「2ch」ではないだろうかと、考えられるわけです。「2ch」とはあるテーマに対して、個人が積極的に発言できるコミュニティです。個人個人で意見のぶつかり合いだとか、共感し合うこともありますが、SNSほどお互いの繋がりは強くないため、言いたいことが言えてしまう場なんですね。これがある意味、ブログの代わりを果たしていたのかなと思います。
「リサーチバンク」が「ブログに関する調査」を行っています。「ブログを書く目的」について調査したところ、2008年で1番多かったのが「自分の日記、備忘録として」で54.7%。そして2010年の調査においてもやはり、同意見が1番多く63.5%となっています。
つまりは自分が思っていることを誰にも文句言われず、好きなように書きたい!って人だとか、自分の記録として残しておき、それを読み返しておきたいって人たちがブログを書く傾向が高いようです。
書きたいと思った時にすぐ書ける。保存も簡単で自分が書いたものが見たい時に見返せる。そういう手軽さも、ブログが流行ったひとつのきっかけなのかなと思います。
ブログのジャンル
前に述べたように、ブログとは一種の「日記」ですから、その日の出来事だとか自分の考えや気持ちだとか、職場の愚痴だとか、彼氏彼女の惚気だとか、とにかく自分の好きなことを好きなように書けばいいわけです。
ですが、自分が得意なジャンルに特化したブログを書いてみるのも面白いかもしれません。もしくはあなたが誰かのブログを読む時は、自分が興味があるジャンルからブログを探してみると読みやすさも増すでしょう。
さて、ブログのジャンルにはどんなものがあるのでしょうか。
人気が高いブログのジャンル
芸能人のブログ 芸能人が作っているブログ。好きな芸能人の日常を見ることができるのでファンにはたまらない。芸能人は話題作りとして作成している。結婚報告だとか引退表明など重要事項をまずはブログで発信する芸能人もいるので、ファンならば毎日でもチェックしたい。 一般人のブログ 一般人のブログでは人気が出やすいジャンルがある。「ファッション」「料理」「グルメ」「旅行」「育児」「闘病・入院」など。つまり読む側が掴みたい情報をうまく利用しているブログが人気が出やすい。近年ではイラストと文章で構成された「読みやすく面白い」ブログが人気傾向にある。 「ブログってそもそもなんなのよ!」と思いながら、この記事を読んでくれていたあなたも、こうやってジャンルを示してみると、「あーあれか」となんとなく見たり読んだりしたことがあることに思い当たりませんか?
芸能人で言うと、今は小林麻央さんの闘病のブログだとか、北斗晶さんの家族についてのブログや辻希美さんの育児系ブログなんかも有名ですよね。
一般人のブログでいうと、あなたが旅先のごはん屋さんを探す際にネットで検索をかけると、知らない人のグルメレポ的なものが出てきて「うわ!ここ美味しそう!」とお店を決める決定打になったり、何か料理を作ろうとレシピを検索していると誰かが作った目新しい料理のレシピを見つけ「簡単だから作ってみよう!」と夕食のおかずの一品に決定したり、そんな経験ありませんか?
ジャンル別で作られたブログは同じ興味を持った人が自分のブログを読んでくれるため、コメントがつきやすく、アクセス数も上がりやすい傾向があります。
ブログは好きなことを好きなだけ書こう
ブログは基本的には「自分の日記」、SNSは「他人とのコミュニケーション」、こうやって使い分けている人が多いようですね。ブログもコメント機能がありますから、他人とのコミュニケーションはとれますが、レスポンスも割とあっさりしていることが多いため、そう深い付き合いになることは少ないでしょう。
反対にSNSの場合は繋がっている人たちが実際に自分の友人だったり会社の人だったり、趣味繋がりで仲良くなった人など、深い付き合いとなっていく場合もあるので、自分の投稿が他人の目にどう映るのか気になる場合も。SNSでは人間関係のトラブルなんかも話題になりやすいですよね。
さて。今回はブログ初心者の方向けに入門編としてブログの説明をしてきましたが、次回は「今さら聞けないブログの基本 入門編その2 ブログのメリットとは?」でブログを書くことのメリットを紹介します!
「え?!ブログってただの自己満な日記じゃないの?」そう思ったあなた!そうです。自己満の日記ですが、そこにメリットが発生するならば知っておいて損はないはず。それでは次回更新をお楽しみに!